「手取り20万・25万・30万円、一人暮らしで毎月いくら貯金できる?生活費を比較」の記事のアイキャッチ画像

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毎月給料は入っている。
でも月末になると、なぜかほとんど残っていない。

「自分は使いすぎ?」「同じ手取りの人は、いくら貯めているんだろう?」。そんなときは、貯金額だけでなく、お金の行き先を並べると違いが見えます。

今回は手取り20万・25万・30万円で、家賃から趣味、忘れがちな年払い費用まで計算。自分の手取りの列から、比べてみてください。

この記事で分かること
  • 手取り別の生活費と、毎月・年間で残る金額
  • 貯金0円から月3万円を残す、架空の見直し例
  • 月1万・3万・5万円を5年間貯めた場合と賞与の効果

一人暮らしの予算を立てたい人、今の支出を確認したい人向けです。最初のポイントは、年払い費用を引いた後にも残せるか。モデルの金額は平均やノルマではありません。

情報確認日:2026年9月20日(10月27日に総務省「家計調査」2025年平均の単身世帯の消費支出を再確認)|統計は2025年平均、生活費モデルは編集部による仮定

01手取り20万・25万・30万円の生活費と貯金額を比較

まずは、家賃や食費だけでなく、交際費・趣味のお金まで入れた3つの生活費モデルです。これは実在する人の家計や平均値ではなく、自分の支出と比べるための仮の予算です。

表の前提:一人暮らし・賃貸・車なし
  • 金額は税・社会保険料を引いた後の手取り。税金などをもう一度引きません。
  • 手取りに含まれる会社負担の通勤費と、同額の通勤支出は両方除外。交通費欄は自分で負担する移動費です。
  • 奨学金・ローン返済、仕送り、投資への積立はなし。該当する人は別途差し引きます。
  • 年払い・特別費を月2万円取り分けた後に残る額を、ここでは「貯金」と呼びます。
一人暮らしの生活費モデル(月額/円・すべて仮定)
費目手取り
20万円
手取り
25万円
手取り
30万円
家賃・管理費60,00075,00085,000
食費35,00040,00045,000
水道光熱費12,00013,00014,000
スマホ・通信費6,0007,0007,000
日用品5,0006,0007,000
交際費10,00017,00020,000
趣味・娯楽8,00015,00020,000
車・交通費5,0007,0008,000
その他19,00020,00024,000
毎月の生活費計160,000200,000230,000
年払い・特別費の取り分け20,00020,00020,000
生活費+取り分け180,000220,000250,000
毎月残る金額20,00030,00050,000
年間で貯める額
賞与なし
240,000360,000600,000

年間額は同じ収入・支出が12か月続き、貯金を取り崩さない場合。賞与・利息は含めません。家賃や食費は地域の相場を調査した値ではありません。

手取り20万円のモデル月2万円

年24万円を残す計算

手取り25万円のモデル月3万円

年36万円を残す計算

手取り30万円のモデル月5万円

年60万円を残す計算

手取り20万円:このモデルなら月2万円、年24万円

家賃6万円、食費3万5,000円など、毎月の生活費は16万円。さらに特別費2万円を分けると、貯金に回せるのは2万円です。家賃が8万円なら、他を変えない場合は残り0円になります。

手取り25万円:このモデルなら月3万円、年36万円

家賃7万5,000円、食費4万円。交際費1万7,000円と趣味1万5,000円も確保しています。毎月の生活費20万円+特別費2万円で、残り3万円です。手取りが25万円あっても、家賃や契約が増えれば、この3万円はすぐに埋まります。

手取り30万円:このモデルなら月5万円、年60万円

生活費を23万円、特別費を2万円とすると月5万円。収入の増加に合わせて生活費も上げた例なので、「手取り30万円なら5万円しか貯められない」という意味ではありません。

同じ支出なら、結果はもっと変わる。

手取り20万円のモデルと同じ「生活費+特別費=18万円」で暮らせるなら、手取り25万円では月7万円、30万円では月12万円が残ります。貯金額は手取りだけでは決まりません。

食費・交際費・「その他」は、何を入れる?

この表では、普段の自炊・外食を食費、友人との会食やプレゼントを交際費に分類します。同じ支出を両方へ入れないでください。通信費はスマホと自宅回線、趣味・娯楽には利用中の動画・音楽などの定額サービスも含めます。

「その他」は衣服・美容・通常の医療費・加入している民間保険などの合計枠です。全員に保険料が必要という設定ではありません。自分の家計では内訳を書き、何に使ったか分からない箱にしないことが大切です。

社宅費が給与から天引き済みなら、口座の入金額から家賃をもう一度引かないようにします。この表と同条件で比べるなら、天引きされた家賃を手取り側へ戻し、支出側へ同額を計上してください。

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02毎月いくら貯金できれば「普通」?平均だけで決めない

「自分と同じ手取りの人は、もっと貯めているのでは」と気になりますよね。ただ、このモデルの月2万・3万・5万円は、普通かどうかの合格ラインではありません。

総務省「家計調査」2025年平均/単身世帯消費支出 月173,042円

この集計の平均年齢は58.6歳。20代の賃貸一人暮らしだけの数字ではありません。

年齢や住まい、就業状況が異なる世帯を含むため、「手取り20万円−平均生活費約17.3万円=普通の貯金額」とは計算できません。これは消費支出の平均であって、手取り別の毎月の貯金額を調べた数字でもありません。

出典:総務省統計局「家計調査報告 2025年平均結果の概要」Ⅱ(2)、冊子14ページ。確認日:2026年9月20日。

家計調査は学生の単身世帯などを対象から除いています。また、持ち家に仮の家賃を計上する「帰属家賃」は含まれません。平均の住居費を、そのまま自分が借りる部屋の家賃予算にはできません。

出典:総務省統計局「家計調査に関するQ&A」A-1、F-5。確認日:2026年9月20日。

比べるなら、他人の額よりこの3つ
  • 年払いの出費まで含めて赤字になっていないか。
  • 貯金のために生活費を借りたり、支払いを先送りしたりしていないか。
  • 自分の目標金額と期限に届くペースか。

たとえば今から2年で48万円を用意したいなら、48万円÷24か月=月2万円です。すでに使える貯金が12万円あれば、残り36万円÷24か月=月1万5,000円。目標額から逆算すると、「自分に必要な貯金額」が決まります。利息なし、途中で使わない計算です。

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03毎月残るのに貯まらない?年払い費用を先に引く

月末に5万円残っていても、その全部を自由な貯金と思うと、帰省や家電の買い替えで取り崩すことになります。「急な出費」に見えても、年単位で予算を組めるものがあります。

年24万円を取り分ける架空の例
用途年間の予算
帰省60,000円
旅行60,000円
家電の買い替え用60,000円
賃貸更新・住まいの保険など40,000円
冠婚葬祭など20,000円
合計240,000円

各項目の平均額ではありません。更新料などは契約額と周期から年額に換算します。家電等の積立は使わない年には繰り越し。引っ越し・大きな治療・車の購入などがある年は別途上乗せが必要です。

24万円 ÷ 12か月 = 月2万円を取り分ける

手取り25万円のモデルなら、生活費20万円を引いた残りは5万円。そのうち2万円を予定支出用に、3万円を将来のための貯金に分けます。

あとで使うお金2万円年払い・特別費用
取り崩さず残すお金3万円今回の貯金額

別口座を必ず開く必要はありません。メモや家計簿で使い道を区切るだけでも管理できます。特別費を払う月は、すでに取り分けたお金から支払い、同じ費用を予算に二重計上しないようにします。

失業などに備えて残す資金は、旅行や更新料の予算とは別です。必要額の考え方は、生活防衛資金はいくら必要?一人暮らしの計算例で詳しく整理しています。

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04手取り25万円で貯金0円→月3万円にする見直し例

次は、月25万円がすべて支出と予定費用に消えている家計です。以下は架空のBefore/Afterで、実際の改善実績ではありません。家賃や収入を変えず、何を見直すと月3万円が残るか計算します。

手取り25万円の見直し前・後(月額/円)
費目見直し前見直し後
家賃・管理費75,00075,000
食費55,00040,000
水道光熱費13,00013,000
スマホ・通信費12,0007,000
日用品6,0006,000
交際費22,00017,000
趣味・娯楽20,00015,000
車・交通費7,0007,000
その他20,00020,000
年払い・特別費の取り分け20,00020,000
支出・取り分け合計250,000220,000
毎月の貯金030,000
変えたのは4か所、合計3万円
  • 食費:55,000円→40,000円(−15,000円)
  • 通信費:12,000円→7,000円(−5,000円)
  • 交際費:22,000円→17,000円(−5,000円)
  • 趣味・娯楽:20,000円→15,000円(−5,000円)

食費の差1万5,000円は、1か月を30日とすれば1日平均500円です。食事の量を減らすのではなく、明細を見てデリバリーやついで買いなどのうち、満足度が低い支出を探します。仕事や体調の都合で難しい場合は、別の項目か目標額を調整します。

通信費は利用量と契約を確認し、交際費は大切な予定を残して回数や予算を決める。趣味は使っていない定額サービスなどから見直します。この例の削減額が、誰にでも実現できるわけではありません。通信の切り替え費用や端末代の残債は別に確認してください。

貯金0円なら、最初に変えるのは「残ったら貯める」仕組み

まず銀行・カード・電子マネーの明細から直近1か月の支出を集めます。カード利用を食費などへ分類したら、口座のカード引き落とし額をさらに支出へ足さないこと。チャージと利用額も二重に数えません。実際の引き落とし日に必要な口座残高は別途確保します。

そのうえで、来月の支払いと特別費を確保し、まず5,000円など無理のない額を給料日に分けます。これも赤字になるなら、先取り額を上げる前に支出・返済・収入の不足を確認します。

カードの残高が減りにくい場合は、貯金の数字だけでなく手数料も見ます。リボ払いの残高が減りにくい理由と明細の見方も参考にしてください。

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05月1万・3万・5万円を5年間貯めると?ボーナスも比較

毎月の差は小さく見えても、続ける期間をそろえると違いが分かります。ここでは、現在の貯金0円から、利息・運用益なし、途中の引き出しなしで計算します。

毎月同じ金額を積み立てた場合
毎月の貯金1年後3年後5年後
1万円12万円36万円60万円
3万円36万円108万円180万円
5万円60万円180万円300万円
月3万円 × 12か月 × 5年 = 180万円

月1万円でも5年で60万円。「少ないから意味がない」と切り捨てる必要はありません。逆に、無理をして月5万円を移しても毎月取り崩すなら、残高は表どおりにはなりません。これは将来の生活費や物価を予測した数字ではなく、積立額の単純合計です。

ボーナスを半分貯めるなら「手取りの年間合計」で計算

たとえば、手取りボーナスが夏30万円・冬30万円なら、年間60万円。その半分は30万円です。毎月の貯金に加えると、次のようになります。

賞与の手取り年60万円が続き、半分を貯める仮定
毎月の貯金月々+賞与
1年間
同条件で
5年間
1万円12+30=42万円210万円
3万円36+30=66万円330万円
5万円60+30=90万円450万円

賞与額は説明用の仮定で、平均額・支給予測ではありません。毎年同額の支給と積立が5年間続き、取り崩しがない条件。特別費は前の表どおり月々から確保しており、賞与側で同じ費用を重複して差し引いていません。

賞与のない年や少ない年に、生活費の不足を借入れで埋めないよう、毎月の予算は賞与なしでも成り立つか確認します。手取りが年間40万円なら半分は20万円。額面60万円と手取り60万円も混同しないでください。

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06給料が上がっても貯金が増えない家計の共通点

同じ手取りでも、家賃や返済額が違えば残る額は違います。収入が増えたのに貯まらないときは、支出も一緒に増えていないかを確認します。

  • 昇給額を確認する前に、家賃や毎月の契約を増やしている。
  • 「月3,000円くらい」と、少額の定額支出を合計していない。
  • 年払い費用を予算に入れず、その都度貯金から出している。
  • ボーナスを受け取る前から、使い道が決まっている。

たとえば手取りが月2万円増えても、家賃が1万円、外食が6,000円、定額サービスが4,000円増えたら、残る額の増加は0円です。支出を増やすこと自体が悪いのではなく、その使い道を自分で選べているかがポイントです。

昇給した月に、増えた額の使い道を先に決める。

手取りの増加2万円のうち、1万円を貯金、1万円を生活の改善へ回すなら、貯金は年12万円増える計算です。収入が不安定な場合は、残業が少ない月でも続けられる額を基準にします。

手取りと固定費の関係をもう少し知りたい人は、給料が増えてもお金が残らないのはなぜ?へ。この記事では、毎月の支出表に数字を落とし込むことに集中しましょう。

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07家賃・車・奨学金がある人は、自分の条件に置き換える

モデルと自分が違うときは、全部を作り直さなくても、まず差額を足し引きできます。手取り25万円モデルの「月3万円」を出発点にしてみましょう。

手取り25万円モデルから、1条件だけ変える仮定
変更する条件貯金額への影響毎月残る額
家賃が7.5万→9.5万円−2万円1万円
奨学金返済を月1.5万円追加−1.5万円1.5万円
交通費7,000円を車関連費3.2万円に置換−2.5万円5,000円

各行は独立した例で、同時には反映していません。車関連費3.2万円は仮定で、平均ではありません。燃料・駐車場・保険・税・車検等の月額換算をまとめた設定。購入代金やローン返済は別です。

たとえば家賃増2万円と奨学金返済1万5,000円が両方あれば、3万円−2万円−1万5,000円=月5,000円の赤字です。ここで「貯金できないのは気合いが足りない」と考える必要はありません。生活費の上限や住まい、収入側も含めて計画を見直す段階です。

車の税・車検用積立を車関連費に含めたら、特別費側へも同じ額を入れないよう注意します。車を買う前の予算確認は、中古車の支払総額と追加費用の見方で具体例を紹介しています。

見直す支出と、無理に削らなくていい支出

安さだけで決めず、生活への影響も比べる
先に見直す候補守る・条件を確認する支出
使っていない定額サービス、重複した契約栄養のある食事、必要な受診・薬
利用量に合っていない通信プラン仕事や生活に必要な通信品質
なんとなく買うもの、満足度が低い出費安全な住まい、無理のない通勤
目的なく増えた交際費・娯楽費大切な人との時間、続けたい趣味の予算

家賃を下げる引っ越しにも費用がかかります。家賃が月1万円下がっても、引っ越し等で24万円かかるなら、単純計算で回収に24か月。更新時期や通勤の負担まで見て判断してください。

学生なら仕送りや授業料、実家暮らしなら家へ入れるお金、社宅なら実際の自己負担額へ置き換えます。3つのモデルに生活を無理やり合わせる必要はありません。

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08今日からできる3ステップ|自分の貯金額を決めよう

STEP 1|今日

まず確認するのは「手取り」と「毎月の支出」

給与明細・通帳・カード明細を開き、表の9項目に自分の数字を入れます。給与天引き、カード引き落とし、電子マネーの二重計上を確認。

STEP 2|今月中

年払い・特別費を月額に直す

今後1年間の予定と直近1年間の支出を見て、必要額を12で割ります。近いうちに支払う費用は、それまでの残り月数で準備できるかも確認。

STEP 3|来月から

見直す項目を1つ決め、残せる額を先に分ける

使っていない契約など、生活への影響が小さいものから。1か月後、予定費用や支払いを含めて貯金を取り崩さずに済んだか振り返ります。

自分の毎月の貯金額
手取り − 生活費 − 特別費 − 返済等

今回のモデルでは、手取り20万円で月2万円、25万円で月3万円、30万円で月5万円が残りました。いずれも車・返済なし、年払い費用を月2万円確保した条件での試算です。

毎月いくら貯金できればよいかは、他人の「普通」ではなく、自分の支払い・目標・続けられる額から決められます。まずは表の家賃と食費だけでも、自分の数字に入れ替えてみてください。

次に読む|貯金の目標を決める生活防衛資金はいくら必要?一人暮らしの計算例とNISAとの優先順位 全体の順番を見る|まとめ貯金から資産形成までの順番まとめ(生活防衛資金・奨学金・NISA・iDeCo)

執筆:Next Step Log。この記事の家計・改善例はすべて架空で、家計相談の実績や調査平均ではありません。実際の必要額は地域・契約・健康状態などで異なります。統計の対象年と確認日は各出典付近に記載しています。アイキャッチはAI生成のイメージです。

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Next Step Log運営者。会社員として働きながら、20〜30代の社会人に向けて、給料、税金、社会保険、貯金、資産形成、転職について、国税庁・日本年金機構・厚生労働省などの一次情報を確認して解説しています。

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